認知症の種類と症状

アルツハイマー認知症

多くの場合ゆっくりと発症して進行し、徐々に悪化していきます。認知機能の全般に障害があり、初期から記憶障害が表れやすいのが特徴です。運動障害は重度になるまであらわれない場合があります。

【行動・心理・症状】

物盗られ妄想、うつ状態、徘徊が多くみられます。


血管性認知症

突然発症し段階状に進行する場合と、ごく細い脳血管が少しずつ障害されて緩やかに発症し徐々に進行する場合があります。記憶障害は呂律が回りにくいなどの身体症状を伴うことが多いです。

【行動・心理・症状】

感情を抑えられず、ちょっとしたことで泣いたり笑ったり怒ったりする感情失禁、意欲低下、夜間せん妄などが多くみられます。


レビー小体型認知症

大脳皮質の多数の神経細胞内に「レビー小体」というたんぱく質の塊が表れる病気で、緩やかに進行し、初期の段階では記憶障害は目立たず、手足がふるえる、歩きにくい、身体が硬くなる、転倒しやすくなるなど、パーキンソン病のような症状が表れます。

【行動・心理・症状】

繰り返す鮮明な幻視とその幻視に基づく妄想が多くみられる。


前頭側頭型認知症

緩やかに進行し、運動障害は目立たず、記憶障害よりも、性格や行動面に大きな変化が見られます。万引きなどの社会性の欠如が表れる。相手に対して遠慮ができない・暴力をふるう・抑制が効かなくなる、常同行動(同じところを歩き回る、同じ動作を繰り返すなど、同じ行動をとること)などが表れ人格の変化も伴います。

 ☛次の記事